目指せ、1円玉大!ミクロの世界 タナゴ釣り探訪記
タナゴ釣りの桃源郷で竿を出す
「では、タナゴ道場にご案内しましょう」
ユーマさんは、「たなきち」特製の入門者用「タナゴ釣り道具セット」(2200円)を手に、育房さんの案内で釣り場へGO!
着いたのは、千葉県多古町の山里に展開する「夢工房 東」というタナゴ釣りの桃源郷。ベテランや若い釣り人が、思い思いのポイントに陣取り、菜箸のような細長の竹竿を小手先で器用に操っている。
その玩具のような竿の先で小さなタナゴが銀鱗を輝かせて宙を舞い、落とし桶(ビク)に収まる。
工房を主宰する宇井弘邦さんは、「メダカの飼育販売をしていたが、コロナ禍を機にタナゴの成育に取り組み、この釣り場を開いた」という。
釣り場にはプールと池と、そしてタナゴが自生するホソがあり、タイリクバラタナゴやヤリタナゴ、カネヒラなどが釣れる。また、釣り歴40年のベテラン釣りインストラクターのポン太さんが控えていて、初心者の釣り指南もバッチリ。
さらに当日は、釣りイベントを企画してタナゴ釣りの仲間と交流する「たなご活性化プロジェクト」を主宰する八木一弘さんらも姿を見せ、それぞれが釣技を披露。