「働いて働いて働いて働いて働いて」よりも年収が上がる「ドイツ流 休み休み働く」極意とは?
「仕事のためではなく、自分の人生のために生きる」
僕が読んでいて「なるほど」と思ったのは、「昼食は短くすませて夕食はゆっくり摂る」とか「満員電車に乗らず自転車や徒歩で通勤するようにする」などというもの。これらは日本人でもすぐ取り入れられて効果的ではなかろうか。
「すぐ外国と比較したがる。そして真似しろというのは嫌いだ」などと考える方もいるだろう。しかし、そうではない。日本と全然違う社会で「当たり前に信じられている価値観」に触れることで、自分の固定化してしまった価値観を見直してみること。そして殻を破ることはとても意義のあることだと思う。サンドラさんの著書は常にそうした「気づき」を与えてくれるから私は好きだ。
それにドイツ人の「仕事のために生きるのではなく、自分の人生のために生きる」という価値観は素晴らしいと思う。仕事はいつまでやっても無限に続くから終わることはないが、人生はそのうち確実に終わる。だからこそ「働いて働いて働いて働いて働いて」嫌になるよりも「働いて休み休み楽しんでまた働く」社会へ向けて改革しないと、結局GDPも年収も上がらないのではないかと思うのだ。
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