著者のコラム一覧
若月澪子ルポライター

1975年生まれ。ジャーナスリト。大学卒業後、NHK高知放送局・NHK首都圏放送センターで有期雇用のキャスター、ディレクターとしてローカル放送の番組制作に携わる。結婚退職後に自殺予防団体の電話相談ボランティアを経験。育児のかたわらウェブライターとして借金苦や終活に関する取材・執筆を行う。生涯非正規労働者。ギグワーカーとしていろんな仕事を体験中。

生成AIに乗り遅れるな!「AIコミュニティー」に50万円を一括払いする太っ腹シニアの焦り

公開日: 更新日:

AIを学ぶための先生はAIだった

 Eさんは営業として業務効率化ソフトの説明をした経験を活かし、「AIコンサルタント」として自分を売り出せないかと考えた。しかしEさんはAIの専門家ではない。

「これからの業務効率化にはAIが欠かせませんよね。まずはAIについて勉強しようと考え、AIコミュニティーに参加したんです」

 AIコミュニティーとは、ネット上の「AIの勉強会」のような場で、有料・無料、素人〜プロ向けまで、さまざまなコミュニティーが存在する。 Eさんはその中でも、ビジネスや副業をやりたい人向けの有料のAIコミュニティーに参加した。

 コミュニティーではどんなことをするのだろう。

「さまざまなAIユーザーが使用体験の情報交換をします。AIの最新情報も仕入れることができる。ただチューターや講師はAIなので、質問してもAIが答えているんですが」

 AIの知識を学ぶために、AIが先生になる…これが本当の「AIコンサルタント」。なんだか落語の落ちのようだ。一体コミュニティーにいくら払ったのかと聞くと、Eさんは一瞬口ごもった。

「…50万円です」

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