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矢部万紀子

コラムニスト 1961年、三重県生まれ、横浜育ち。83年、朝日新聞社に入社。宇都宮支局などを経て88年、週刊誌「アエラ」の創刊メンバーに。「週刊朝日」副編集長、「アエラ」編集長代理、書籍編集部長などをつとめる。2011年、いきいき株式会社(現「株式会社ハルメク」)に入社、2017年まで、「いきいき」(現「ハルメク」)編集長。著書に『笑顔の雅子さま 生きづらさを超えて』『美智子さまという奇跡』『朝ドラには働く女子の本音が詰まってる』がある。

愛子さまのリンクコーデににじむ「皇室を担う」覚悟の表れ 皇室典範改正にご本人の心中やいかに

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「ご一家ファッション」は、平成にもリンクしていた

 ネットニュースは折々に、ご一家のリンクコーデのまとめ記事を配信する。たくさんの写真で振り返り、「陛下のネクタイを起点とした色合わせ」「完璧に揃えすぎない薄口コーデ」などと特徴を分析する。

 そんな人気のご一家ファッションだが、平成にもリンクしていた。私が強く意識したのは2016年、雅子さま53歳の誕生日に公表された写真だった。3人とも柔らかなカーディガンを着て、真ん中に座る雅子さまは薄いベージュ、皇太子さまはキャメル、愛子さまはピンクベージュ、とてもきれいな色合わせだった。

 実はこの写真で目立ったのは、激しく痩せた愛子さまだった。不登校の経験もあるから、すごく心配になる。が、それを和らげたのが、3人のファッションだった。「大丈夫、3人一緒だよ」。調和した色合いから、そんなメッセージが伝わってきた。

 令和に「リンクコーデ」という言葉が広まった。ご一家の絆、安心感。あの時の写真が思い出された。「キラーコンテンツ」になるのも当然だ。

 と書きつつ、実は少しモヤモヤしていた。愛子さまは自由な服選びをしたくないのかしら? 成人にあたっての立派すぎるほど立派な記者会見(2022年3月)以来、愛子さまの優等生キャラが際立っていた。窮屈じゃないかな? 勝手にそう思ったのには、7歳年上の秋篠宮家の佳子さまの存在もあった。

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