ライオン16頭中10頭が体調不良、3頭死亡…多摩動物園も想定外だった急な猛暑による住環境変化
現場周辺は今年、6月中旬から気温が35度超えとなった昨年と比べ、6月の平均気温が例年に比べて低く、7月中旬に一気に急上昇した。ライオンの体調が悪化したのはまさにその時期。体が暑さに慣れていなかった可能性もある。
ライオンは「サファリ形式」で放し飼いにされ、体を浸せる水場が計3カ所。日陰もあり、夜間は換気をするなど暑さ対策を行っていた。ネコ科のライオンは全身で汗をかけず、舌を出して熱を発散するしか、体温調節ができない。アフリカは気温が50度近くなることもあるものの、朝晩は涼しく、風もあり、湿度は低い。日本のように高温多湿な環境では、体温を下げきれなかったとみられている。
「ライオンはアフリカの動物を集めたアフリカ園で生活していますが、ゾウやキリンなど、ライオン以外の動物に体調不良は見られていません。寒い地域の動物がいるアジア園で飼育しているユキヒョウやレッサーパンダはエアコンを完備した室内で生活しています。暑さで体調が悪化しそうな兆候があれば扉を開けて出入りを自由にして、動物が涼しい場所を選べるようにしたり、展示を中止するなど、状況を見て判断しています」(前出の担当者)

















