(1)東京・杉並区を流れる善福寺川周辺にも、「アサ」「ツル」「カマ」は湿地、「エコ」は川の入江を示す水害地名
ゲリラ豪雨の被害を受けやすいのは、実は山の手台地の方が圧倒的に多い。なぜでしょうか? 標高は関係なく、周りとの高さの差が関係しているのです。ですから、標高が高くても、周りより低い谷底地形には水が集まりやすい。そんな地名をほかにも覚えておくと、よいでしょう。
「駒込」「駒場」などの「コマ」は込み入った小さな谷や沢を意味し、「鶴巻」「鶴瀬」の「ツル」は低湿地のこと。「鎌田」「蒲田」の「カマ」は侵食を受けやすい湿地で、「絹」が転じたとされる「砧」は、布作りには水が必要なことから水辺を示す地名。「沼袋」「池袋」などの「フクロ」も水がたまりやすい場所を意味しています。
(遠藤宏之/地理空間情報アナリスト)

















