米東部の中東料理店で客が経営者をグサリ…刺傷事件の動機は4年前の注文ミスだった?
米ニュージャージー州の中東料理のデリで、客が2人の共同経営者をカッターで刺す事件が起きた。動機はなんと4年前の注文ミスだという。
事件が起きたのは7月31日朝8時ごろ、同州パターソンの「バルドナ・ベーカリー」でのこと。
目撃者によると、男が女性従業員に詰め寄り、4年前に「ホットドッグが提供されなかった」「卵(egg)のサンドイッチを注文したのにナス(eggplant)が入ったサンドイッチを提供された。ナスアレルギーだったのに!」などとクレームをつけた。
店側が改めてホットドッグを提供し、3ドルを返金するなどしたが、男はさらに激高。カッターで店を経営するアベド・アサドさんと兄弟のモハマドさんを襲撃した。モハマドさんは胸を刺され、重傷。アベドさんも手と腕を刺され、2人ともセント・ジョセフ大学病院に搬送された。
パターソン警察署は、事件後すぐに捜査を開始したが、容疑者は現場から逃走し、日本時間6日現在、逮捕に至っていない。警察は、防犯カメラ映像を調べるなどして容疑者の特定と逮捕に向けて捜査しているが、容疑者の名前や詳細な特徴は公表していない。
なぜ4年間も注文ミスの怒りを胸にため込んでいたのか……。