元手100万円が6年で“億り人” お笑い芸人はなぜ投資家に?
「キングオブコント2011」で準決勝進出を果たしたこともある元お笑い芸人の井村俊哉さん。当時の年収はなんと3万円。しかし、独自の“コスパ生活”で貯めた100万円を元手に、株式投資を始めるや、わずか6年で資産1億円の“億り人”に!
「株を始めたのは大学生の時ですが、うまくいきませんでした。お笑いを始めたころは普通に居酒屋とかでバイトしてましたね。でも結婚を機に、芸人を続けながら家庭を築くには株しかないと再開を決意。せめてアルバイト代と同じ月10万円稼げればと思っていました」
いかにして年収3万円で100万円を貯めたのか、6年で1億円を達成したのかは著書に詳しいが、芸人で売れっ子になった方が、より稼げるのでは?
「とんでもない! 芸人で成功するのは大変。売れている芸人さんは本当にすごいと思いますよ。1億円を稼ぐなら投資が一番確実です」
井村さんによれば、お金を増やすには3つのアプローチがある。「収入で増やす」「節約する」「運用で増やす」の3つだ。
「収入で増やすのは、芸人で売れるのと同じでかなり大変。給料もなかなか上がらないですからね。一番手っ取り早いのは節約です。100万円を年率20%の運用で増やすのは難しくても、100万円の20%を支出から減らすのは可能。キャッシュフロー的には20万円増えるのと同じなので、1000万円くらいは節約でつくることができます。ただし、それ以上になると節約では限界がある。稼げば稼ぐほど資産全体に対する寄与度は減っていきますから。お茶代を浮かすためのマイボトルを何回持ち歩かなきゃいけないんだ! ってことになる。そういう時に投資の力が必要になってくるんです」