楽天社員から日本初「無人古本屋」起業 店主の発想と工夫

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「BOOK ROAD」店主・中西功さん

 街の本屋がどんどん潰れていくなか、「本屋を増やしたい!」と、会社に勤めながら「24時間の無人古本屋」を始めた中西功さん。無人だと万引がやりたい放題ではと誰もが気になるが、被害はこれまでないという。たまたま運が良かったのではなく、さまざまな工夫の結果だった。

 中西さんが、東京・三鷹に無人古本屋「BOOK ROAD」を始めたのは2013年4月、34歳の時。妻に「自宅にたまっている本を処分してほしい」と言われたのがきっかけだった。大学時代から本を集め始め、蔵書は1000冊ほどに。古本屋に売るという手もあったが、店舗を構えて売ることに魅力を感じた。それは、中西さんの仕事と関係があった。

「大学を卒業してから楽天に入社し、ネット通販ショッピングモール“楽天市場”に出店している中小企業の方々にアドバイスをするコンサルティングをしていました。お客さまのなかには、僕がアドバイスをしても『君は店をやったことがないからわからないんだ』と反論される方がいました。確かに僕は、大学時代、海外を旅して回り、紛争地にも行ってみたのですが、ニュースや知識で知るのと、実際にその場に身を置くことは大違いだと実感していた。それで、僕も実際に何か店を経営してみたい、と思うようになっていました」

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