小林佳樹
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小林佳樹金融ジャーナリスト

銀行・証券・保険業界などの金融界を40年近く取材するベテラン記者。政界・官界・民間企業のトライアングルを取材の基盤にしている。神出鬼没が身上で、親密な政治家からは「服部半蔵」と呼ばれている。本人はアカデミックな「マクロ経済」を論じたいのだが、周囲から期待されているのはディープな「裏話」であることに悩んで40年が経過してしまった。アナリスト崩れである。

存続かけ正念場 東京証券取引所のトップ交代は敗戦処理か

公開日: 更新日:

 日本取引所グループは、子会社で原油などの商品先物取引を手掛ける東京商品取引所の次期社長に、経済産業省所管の経済産業研究所上席研究員の石崎隆氏(52)を充てる人事を決めた。6月の東京商品取引所の株主総会を経て正式就任する。現社長の浜田隆道氏(69)は退任する。

 この人事について経産省の幹部は、「石崎氏は経産省で商品先物行政に携わった経験があることから白羽の矢を立てたのだろうが、敗戦処理の感は否めない」と指摘する。というのも東京商品取引所は日本取引所グループとの統合により7月から証券と商品を一体で取り扱う「総合取引所」へと脱皮するが、金先物や白金、貴金属やゴムなど商品先物の大半は同じ日本取引所グループ傘下の大阪証券取引所に移管され、東京商品取引所には原油やガソリンといったエネルギー関連商品のみが残る形になるためだ。

 しかも東京商品取引所は需要減から取引量が細り、ここ数年、赤字が続いていた。このままでは取引所自体の存続が危ぶまれている。

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