有森隆
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有森隆ジャーナリスト

30年余、全国紙で経済記者。豊富な人脈を生かし取材・執筆中。「『ゴーン神話(マジック)』の終焉 日産を覆う不安の正体」(「月刊現代」2006年12月号)、「C・ゴーン『植民地・日産』の次の獲物(ターゲット)」(同09年1月号)などを執筆。「日産 独裁経営と権力抗争の末路――ゴーン・石原・川又・塩路の汚れた系譜」(さくら舎)を3月に上梓。

エーザイ内藤晴夫CEO アルツハイマー病新薬で逃げ切り図る

公開日: 更新日:

 内藤晴夫・エーザイ取締役兼代表執行役CEO(最高経営責任者)は1947年12月27日生まれの72歳。88年4月に社長就任だから、経営トップの在任期間は32年に及ぶ。

 新型コロナウイルスの治療薬の開発に乗り出した。重症敗血症の治療薬候補として開発していたエリトランについて、新型コロナウイルス感染症向けの臨床試験(治験)を始める。

 エリトランは治験の最終段階である第3相試験まで進んでいたが、主要な評価項目を達成できず2014年に開発を中止した。安全性などはすでに確認されており、新型コロナ向けの治験は短い期間で済む。重い呼吸障害をもたらす免疫機能の暴走を食い止める効果が期待されている。「順調にいけば年内に結果が分かり、その後、申請に移れる」と内藤は語る。

 製薬業界では年商1000億円以上売り上げる新薬をブロックバスターと呼ぶが、内藤はアルツハイマー病の治療薬で先行し、逃げ切りを図る構えだ。米製薬会社、バイオジェンと共同開発しているアルツハイマー病の新薬について、20年に米国で承認申請を目指すと、昨年秋に発表した。早期アルツハイマー病患者を対象とした治験で認知や日常生活に関わる機能で症状の悪化を遅らせる効果が認められたという。

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