OAプラザ 王含宗社長<1>1万円台で実力派中古PCを送り出す
コロナ禍の影響で、広がりを見せる在宅勤務。「会社のパソコンをいちいち持ち帰るのも面倒」と、欲しくなるのが自宅用ノートパソコンだ。そんな中、1万円台から購入できるOAプラザの中古ノートが人気を集めている。コロナ需要の追い風で、同社は前年同期比で売り上げ2割増と絶好調だ。
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中古パソコンというと“低性能で遅い”“当たり外れがある”といったイメージがあるが、同社は壊れやすい部品を新品に交換、メモリー増設などを施すことで、ビジネス利用やネットサーフィン程度なら問題なく使えるようにしている。なぜこんな低価格で使える中古ノートを提供できるのか、その秘密に迫った。
実は筆者も6月、楽天市場経由で同社の中古ノートを購入した。売れ筋は3万円台ということだが、1万円の最安モデルにオプション追加で、更なる低価格を狙った。しょせんは仕事用、安いに越したことはない。
メモリーを推奨の8ギガバイトに追加、ハードディスク(HDD)は静かで動作が速いというSSDに変更などしたが、税と送料込みで2万円弱に収まった。
購入から数カ月、文書作成、表計算、ネットサーフィンなど、問題なく動いている。
「それらのビジネス利用なら、パソコンの頭脳であるCPUは、6、7年前のものでも十分使えます」と、同社社長の王含宗氏は説明する。むしろメモリーを増設したり、HDDを新しいSSDに交換する方が、サクサクした動作につながるという。