小林佳樹
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小林佳樹金融ジャーナリスト

銀行・証券・保険業界などの金融界を40年近く取材するベテラン記者。政界・官界・民間企業のトライアングルを取材の基盤にしている。神出鬼没が身上で、親密な政治家からは「服部半蔵」と呼ばれている。本人はアカデミックな「マクロ経済」を論じたいのだが、周囲から期待されているのはディープな「裏話」であることに悩んで40年が経過してしまった。アナリスト崩れである。

“銀行と証券の壁”ファイアウオール緩和へ金融庁が調査へ

公開日: 更新日:

 銀行と証券を隔てる「ベルリンの壁」が崩れる可能性が高まっている。「ファイアウオール」(銀行と証券の隔壁)と呼ばれる規制で、同規制が撤廃されれば、顧客は銀行サービスと証券サービスをワンストップで受けられるようになる。まさに画期的な規制緩和だ。

 昨年秋から金融庁の金融審議会で議論が重ねられており、金融庁は近く、その実態把握のため銀行、証券会社に聞き取り調査する方針だ。

 ファイアウオール規制のルーツは、1929年の米国発の金融恐慌にまで遡る。当時、銀行業務と証券業務は兼営することが可能だった。その結果、銀行の融資と株式投資が一体化し、異常な株式バブルが生じ、世界的な恐慌に発展した。その反省から1933年に銀行と証券の兼営を禁ずる「グラス・スティーガル法」が制定され、両業務は分離された。同様に日本でも戦後、証券取引法(現在の金融商品取引法)第65条で、銀行・証券の間に高い壁が設けられた。

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