withプーチン時代の株式投資はどうなる…新たな「FAANG」へシフトするのか

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 世界の株価下落に歯止めがかからない。直近のNYダウの週間ベースでの下落は8週連続となり、世界恐慌さなかの1932年以来、実に90年ぶりの連続下落記録となっている。

 その暗雲の原因となっているウクライナ戦争だが、どうも長期化は避けられない情勢だ。メディアは、終戦のカギはプーチンの失脚と報じているが、そのプーチンの力がまったく衰えそうにない。

 4月下旬の調査でも、プーチンの支持率は82%もある。予想されたロシアのデフォルトや経済破綻についても、懸念が薄らいでいる。資源エネルギー価格の高騰で、ロシアの今年の経常黒字額は昨年の円換算16兆円から逆に30兆円程度に倍増する見込みなのだ。欧米や日本は経済制裁でプーチンを封じ込めようとしているが、どこ吹く風で、外貨獲得も順調なのである。プーチンの大統領任期は最長2036年(その時84歳)まで引き延ばされているが、あながち「悪い冗談だろう」で片付けるわけにはいかないかもしれないのだ。

 そうなると株式投資も「withプーチン時代」をキーワードに考える必要がある。つまり、今後も彼がロシア大統領として君臨し続ける前提で、銘柄を選ばないといけない時代になってくる。

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