松野官房長官「1000万円超」裏金キックバック疑惑にゼロ回答…国会でも“アルマジロ”の本領発揮

公開日: 更新日:

 自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会)や二階派(志帥会)などの政治資金パーティーをめぐり、収入を政治資金収支報告書に記載せず、「キックバック」や「裏金づくり」が常態化していたとみられる問題で、安倍派所属の松野博一官房長官が、直近5年間で派閥から1000万円を超える裏金のキックバックを受けていた疑いがある――と、けさ(8日)の朝日新聞が報じたのを皮切りに、午前中にはNHKなど大手メディアも後追いした。

【写真】この記事の関連写真を見る(12枚)

 安倍派所属の議員には、当選回数や役職などによってパーティー券の販売ノルマがあり、各議員が集めたノルマ分のみを派閥の収支報告書に記載。ノルマ超過分は記載せず、議員側に裏金としてキックバックしていたという。

 安倍派ではこの運用を組織的に行っていたといい、2019年から21年まで派閥の実務を取り仕切る事務総長だった松野氏も、1000万円超の裏金を受け取り、自身の収支報告書に記載していなかったという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • トピックスのアクセスランキング

  1. 1

    トリプル安で評価一変「サナエノリスク」に…為替への口先介入も一時しのぎ、“日本売り”は止まらない

  2. 2

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」

  3. 3

    物価高放置のバラマキ経済対策に「消費不況の恐れ」と専門家警鐘…「高すぎてコメ買えない」が暗示するもの

  4. 4

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  5. 5

    ホタテ漁で栄華を極めた北海道猿払村は中国への輸出停止でどうなった?漁師はメディアに“警戒モード”

  1. 6

    飛び交う玉木雄一郎代表「12月辞任説」…国民民主党ついに倫理委員会で“グラドル不倫”調査

  2. 7

    麻生太郎氏に「10月政界引退説」 派閥の「裏金疑惑」拡大で窮地…気づけば孤立無援

  3. 8

    防衛網は大丈夫か? 危惧される日本のデジタル脆弱性…競争力ランクは中国、韓国より下位

  4. 9

    ペヤングソースやきそば(まるか食品)これまで投入した味は600品以上 2020年発売「モノホントンコツMAX」の評判は…

  5. 10

    関西電力の新経営計画は不十分と“NO”を突きつけたエリオットの狙い

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    嵐ラストで「500億円ボロ儲け」でも“びた一文払われない”性被害者も…藤島ジュリー景子氏に問われる責任問題

  2. 2

    トリプル安で評価一変「サナエノリスク」に…為替への口先介入も一時しのぎ、“日本売り”は止まらない

  3. 3

    27年度前期朝ドラ「巡るスワン」ヒロインに森田望智 役作りで腋毛を生やし…体当たりの演技の評判と恋の噂

  4. 4

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  5. 5

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  1. 6

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  2. 7

    今田美桜が"あんぱん疲れ"で目黒蓮の二の舞いになる懸念…超過酷な朝ドラヒロインのスケジュール

  3. 8

    織田裕二「踊る大捜査線」復活までのドタバタ劇…ようやく製作発表も、公開が2年後になったワケ

  4. 9

    「嵐」が2019年以来の大トリか…放送開始100年「NHK紅白歌合戦」めぐる“ライバルグループ”の名前

  5. 10

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞