パー券裏金疑惑めぐる岸田首相の発言が「リクルート事件」での竹下元首相発言とソックリに

公開日: 更新日:

 自民党最大派閥「安倍派」などの政治資金パーティーで「キックバック」や「裏金作り」が常態化していた疑いが浮上している問題。

 岸田文雄首相(66)は6日、首相官邸で開かれた政府与党連絡会議で、「自民党の各派閥の関係団体における政治資金収支報告書については、訂正が必要な場合には適切に訂正を行うとともに、丁寧に説明をするよう幹事長を通じて指示をしており、引き続き対応を徹底させる」「国民に疑念を持たれることは遺憾だ」などと発言。「政治の信頼を回復するため、自民党としても強い危機感を持って、この問題に一致結束して対応していく」と訴えた。

【写真】この記事の関連写真を見る(12枚)

 野党から「令和のリクルート事件」などと指摘されている今回の疑惑。

 リクルート事件とは、1988年6月に発覚した戦後日本における最大の汚職、贈収賄事件で、リクルート関連会社の未公開株の譲渡をめぐって贈賄側のリクルート関係者や、収賄側の政治家、官僚らが次々と逮捕された事件だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性