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小沢コージ自動車ジャーナリスト

雑誌、web、ラジオ、テレビなどで活躍中の自動車ジャーナリスト。『NAVI』編集部で鍛え、『SPA!』で育ち、現在『ベストカー』『webCG』『日経電子版』『週刊プレイボーイ』『CAR SENSOR EDGE』『MONOMAX』『carview』など連載多数。TBSラジオ『週刊自動車批評 小沢コージのカーグルメ』パーソナリティー。著書に『クルマ界のすごい12人』(新潮新書)、『車の運転が怖い人のためのドライブ上達読本』(宝島社)、『つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた 27人のトビウオジャパン』(集英社)など。愛車はBMWミニとホンダN-BOXと、一時ロールスロイス。趣味はサッカーとスキーとテニス。横浜市出身。

2023年の日本カー・オブ・ザ・イヤーは5代目プリウスに! が、なぜ珍しいのか?

公開日: 更新日:

トヨタ プリウス(車両価格:¥3,200,000/税込み~)

 筆者も関係する毎年恒例のギョーカイイベント、その年を象徴するクルマに送られる「日本カー・オブ・ザー・イヤー」(COTY)に、今年は新型プリウスが輝いた。ご存じ世界初の量産ハイブリッドカーであり、エコカーの代名詞。しかも今春出たのは5世代目モデルであり、過去は97年に初代プリウス、09年に3代目プリウスがCOTYに選ばれている。

 しかも選考委員による得票数でいうと、1位プリウスの360点は2位BMW X1、150点の倍以上というダブルスコア。順当中の順当でなんの不思議もないと思うかもしれないが、違う。最近この手の賞は世界的に流行りのバッテリーEVが獲る傾向があり、海外でプリウスは「今さら」感もあるはずなのだ。

 ではなぜ5代目プリウスが日本COTYなのか? それはプリウスが実はこの世代で「消え去るかもしれなかった」点と新型プリウスに「ハイブリッド全体のリボーン(再生)」の意味が込められていた点にある。それくらい5代目プリウスは危機にさらされていたのだ。

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