著者のコラム一覧
ラサール石井タレント

1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

自民党安倍派のパー券裏金疑惑は反社の“みかじめ料”と同じではないか

公開日: 更新日:

 完全にタガが外れた。底が抜けたと言ってもいい。

 自民党安倍派のパーティー券裏金の実態は、記載漏れなどでは収まらぬ長年続いた組織的犯罪だった。言い逃れようとする者、居直る者、実態を証言し自分の罪を軽くしようとする者。まあ、自民党なんてこんなものだろうと思ってはいたが、検察が本気を出さなきゃ、ここまで明るみには出なかった。

 企業献金をパーティー券という隠れみのでかき集め派閥に集中してキックバック、もらった個人は何に使っても領収書なしでいい。これが裏金のシステムだ。

 しかも売る方がエラそうで、黙って2万円のパー券を10枚束で差し出せば、大企業は何枚も買い(お得意さまは経団連)、地方企業は10枚ずつ、これまた何も言わず買うのが習慣になっていた。大企業はもちろんメリットがある。法人税引き下げ、消費税の還付、その他の利益誘導(原発推進、保険証廃止など)、地方企業は、逆に買わない時のデメリットが怖い。それ以後相手にしてもらえなくなるからだ。これはもう「みかじめ料」。反社の「アウトレイジ」の世界だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  4. 4

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  5. 5

    “やらかし俳優”吉沢亮にはやはりプロの底力あり 映画「国宝」の演技一発で挽回

  1. 6

    参院選で公明党候補“全員落選”危機の衝撃!「公明新聞」異例すぎる選挙分析の読み解き方

  2. 7

    「愛子天皇待望論」を引き出す内親王のカリスマ性…皇室史に詳しい宗教学者・島田裕巳氏が分析

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    松岡&城島の謝罪で乗り切り? 国分太一コンプラ違反「説明責任」放棄と「核心に触れない」メディアを識者バッサリ

  5. 10

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒