著者のコラム一覧
ラサール石井参議院議員

1955年生まれ。大阪市出身。渡辺正行、小宮孝泰と結成したお笑いトリオ「コント赤信号」で人気に。声優、俳優、司会者、脚本家、演出家、コラムニストとして活躍。第23回読売演劇大賞優秀演出家賞受賞。2025年、参院選に社民党から立候補し当選。副党首に就任。

自民党安倍派のパー券裏金疑惑は反社の“みかじめ料”と同じではないか

公開日: 更新日:

 我々演劇関係者もチケットを売る。弱小劇団にはノルマ制もあったし、ノルマ以上売れば役者の取り分にして売らせているところもあった。

 昔「こち亀」のミュージカルをやった時、毎日最前列だけ客がいなくて、めちゃくちゃやりにくかったことがあった。原因は新しいプロデューサーが銀行などに無理やり売りつけたせいだった。

 私は激怒した。いくら金が入っても客がいなきゃ全く意味がない。かと言って席を超過して二重に売ることはできない。万が一、お客がかち合ったら大問題だからだ。

 本来ノルマとはそういうものだろう。必要な人数を各人で割って算出する。

 しかしパー券は違う。むしろ買うだけ買って、来てもらわないほうがよかったりする。しかもその裏金を何に使ったか書かなくていい。庶民は1円単位で収支を報告し納税しているのに、Sサイズのコーヒー代でLのボタン押して逮捕されたりしているのにだ。

■「キックバックはこの世界の文化」発言のトンデモ

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  2. 2

    クマが各地で大暴れ、旅ロケ番組がてんてこ舞い…「ポツンと一軒家」も現場はピリピリ

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    安倍元首相銃撃裁判 審理前から山上徹也被告の判決日が決まっている理由

  5. 5

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  1. 6

    マツコ・デラックスがSMAP木村拓哉と顔を合わせた千葉県立犢橋高校とは? かつて牧場だった場所に…

  2. 7

    自民党は戦々恐々…公明党「連立離脱」なら次の衆院選で93人が落選危機

  3. 8

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  4. 9

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の抑え起用に太鼓判も…上原浩治氏と橋本清氏が口を揃える「不安要素」