自民党・茂木幹事長が「派閥パーティー改革案」 子分のパーティー会場で披露の場違い

公開日: 更新日:

 虎視眈々だ。自民党派閥の政治資金パーティー裏金疑惑を巡り、茂木敏充幹事長が18日、「改革私案」を披露。政治資金規正法について「法改正も含めてですね、透明性が確保できるような素地を早急に検討しなければいけない」との認識を示した。

 厳しい世論を背景に、茂木氏は「危機感を持って対応しないといけない」と強調。裏金づくりの温床となっている派閥のパーティーについて▽パー券購入は現金ではなく、銀行口座を通す▽収支を記載する際、党が責任を持って関与する体制をつくる──など具体的な対策にも触れた。

 党内第3派閥を率いる茂木氏は「ポスト岸田」の有力候補と目されるひとりだ。法改正に党内で賛否両論が渦巻く中、われ先にと「自浄能力」をアピール。現実味を帯びつつある次期総裁レースを有利に進める思惑があるに違いない。

 党幹事長が率先して襟を正すのは結構だが、問題は茂木氏が派閥のパーティー「改革」に言及した場所だ。茂木派所属で当選4回の笹川博義衆院議員が開いたパーティーに出席。あいさつの際に持論をブチ上げたのである。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  3. 3

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    やす子の毒舌芸またもや炎上のナゼ…「だからデビューできない」執拗な“イジり”に猪狩蒼弥のファン激怒

  1. 6

    羽鳥慎一アナが「好きな男性アナランキング2025」首位陥落で3位に…1強時代からピークアウトの業界評

  2. 7

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    渡部建「多目的トイレ不倫」謝罪会見から5年でも続く「許してもらえないキャラ」…脱皮のタイミングは佐々木希が握る

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」