自民裏金事件を海外メディアも報道…岸田政権が世界に恥さらし「国賓訪米」が消滅危機

公開日: 更新日:

訪米後の“花道”論も立ち消えか

「総理は11月に訪米し、サンフランシスコで開かれたAPEC(アジア太平洋経済協力会議)に出席。日米首脳会談でバイデン大統領から公式訪問の招待を受けました。時期は来春で、国賓待遇となる予定です。危険水域に落ち込む内閣支持率を反転させたい総理は、この国賓訪米を政権浮揚の材料にしたいと考えている。一方、自民党内では、訪米と米議会での演説を“花道”にした退陣シナリオも囁かれている。しかし、裏金事件にまみれる総理に、バイデン大統領が会おうとするか、微妙な状況になっているのです」(官邸事情通)

 高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)が言う。

「来秋に大統領選を控えたバイデン大統領が岸田首相を国賓として招く狙いは、アメリカにとって有利な条件を日本から引き出し、選挙で実績としてアピールすることでしょう。政治力を失い、いつ代わるか分からない日本の総理大臣と突っ込んだ話ができるのか。バイデン大統領は積極的に会いたいとは思わないでしょう」

 “フミオ、もう来なくていいよ”と言われたら、岸田首相は立ち往生必至だ。 

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • トピックスのアクセスランキング

  1. 1

    日米関税引き下げは「合意文書なし」の口約束…チラつくトランプ大統領の“ちゃぶ台返し”

  2. 2

    トランプ大統領が熱烈支持層と対立のナゼ? エプスタイン事件めぐりMAGA派を「愚かな人々」呼ばわり

  3. 3

    リゾート開発計画に揺れる野沢温泉村の村長に聞いた「ニセコでも白馬でもない独自文化の根付く唯一無二の村をつくる」

  4. 4

    新型ダイハツ ムーヴに初試乗! スライドドア化は是か非か? 王者ホンダN-BOXと比べてみた

  5. 5

    「エムット」の商標巡り“ニアミス”騒動も…三菱UFJ銀はポイント還元率最大20%ブチ上げ預金獲得強化へ

  1. 6

    元安倍派・豊田真由子氏が「羽鳥慎一モーニングショー」で暴露!“パー券販売”の驚愕実態にSNS震撼

  2. 7

    賃上げ、人手不足、トランプ関税の“トリプルパンチ”で倒産ラッシュが加速…年間1万件突破も視野に

  3. 8

    外国人の「日本ブーム」は一巡と専門家 インバウンド需要に陰り…数々のデータではっきり

  4. 9

    「8月の円高・株安」と「9月の米国株下落」…2つのアノマリーは本当なのか

  5. 10

    米中がしのぎを削る最先端分野の開発競争…日本はカヤの外か?

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    松下洸平結婚で「母の異変」の報告続出!「大号泣」に「家事をする気力消失」まで

  3. 3

    松下洸平“電撃婚”にファンから「きっとお相手はプロ彼女」の怨嗟…西島秀俊の結婚時にも多用されたワード

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  1. 6

    (1)広報と報道の違いがわからない人たち…民主主義の大原則を脅かす「記者排除」3年前にも

  2. 7

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  3. 8

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 9

    自民党「石破おろし」の裏で暗躍する重鎮たち…両院議員懇談会は大荒れ必至、党内には冷ややかな声も

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」