ラーメンが世界的人気でも店の倒産は大幅増…しかもインバウンドの行列はありがた迷惑?

公開日: 更新日:

「薄利多売、そのうえ原材料費などが高騰している今のラーメン店にとって、いかに回転率を上げるかが死活問題です。行列ができれば、通行人に対する宣伝にはなりますが、もしかしたら、ただ単に回転率が下がっているだけかもしれないし、さらに〈並ぶのは面倒〉と常連客が離れてしまうリスクもある」

 別の都内の行列店店長もこう口を揃える。

「あくまで例えですが、男性1人客が中心で1杯850円の大盛り系の店、かたや1200円のこだわりの店があったとして、同じ席数ならば、間違いなく前者の方が売り上げは多いはず。前者は黙々と食べて10分ほどで出ていく。こだわりの店は老若男女が複数で来店するケースもあって、写真を撮ったりゆっくり食べるので回転率が下がりますからね」

 いずれも15席で前者が10分、後者が20分でフル回転するとして、スタートは同じ15杯だが、60分後には105杯と60杯と大きな差が出る。前者の売り上げは計8万9250円、後者は7万2000円だ。

「そもそもこだわりの店は原材料費が余計にかかります。そして回転率の足を引っ張るのがインバウンドのファミリー客。注文するのにも食べるのにも時間がかかる。遠路はるばる来店してくれるのはありがたいんですけど、売り上げ的には正直きついですよ」(前出の行列店店長)

 悩ましい問題だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相、病気を理由に辞任? 囁かれるショートリリーフは麻生指名で「茂木敏充」か

  2. 2

    嵐活動終了で松本潤との「結婚待望論」再燃も…キッパリ否定の井上真央が送る“幸せシングルライフ”と結婚観

  3. 3

    「中傷動画」疑惑で高市首相またブチ切れ答弁連発し逃げ切り画策も…露呈した重大な“落とし穴”

  4. 4

    「笑点」新メンバー春風亭一之輔に“新司会就任”密約説…注目は木久扇、好楽、小遊三の進退

  5. 5

    大谷翔平が負傷して出血…ドジャース指揮官は軽症強調もサイ・ヤング賞に悪影響を及ぼす懸念

  1. 6

    見上愛は桐朋女子中高から日芸演劇学科に進んで演出家を志す 大学同級生・河合優実との本当の関係

  2. 7

    ハリボテの実質賃金「4カ月連続プラス」…巨額の税金つぎ込んだ補助金政策で“ゲタ履き”が実態

  3. 8

    6月7日に「笑点が重大発表」座布団運び山田隆夫は本当に勇退するのか? 「くん」が「さん」に変わった哀愁

  4. 9

    巨人橋上監督代行が坂本勇人に肩入れする事情…出場メンバーとオーダーに“唯一”口を出した

  5. 10

    遠藤航「W杯欠場」の可能性浮上…森保監督が代表引退したはずの吉田麻也を呼び寄せた深謀遠慮