1年で1000人が学ぶ「フェムケア矯正」 美容整骨師が独自の概念を考案するまで

公開日: 更新日:

美容整骨師 和田浩幸さん

 インターネット調査「MOLARA調べ 生理のストレスと仕事のパフォーマンス」によると、仕事中に生理でストレスを感じている女性は74%、それが原因で仕事のパフォーマンスが低下していると実感している女性は64%いることが分かった。

 そんな女性の生理の悩みを整骨の理論と技術で解消できるとうたうのが今回の和田さん。編み出した「フェムケア矯正」を施術すると、経血を子宮にためておき尿と同じようにトイレに行って腹圧をかけて出すいわゆる経血コントロールができるようになるほか、生理痛や生理不順、PMS(月経前症候群)、尿漏れ、更年期障害など、あらゆる女性特有の体の悩みの解消に効果的だという。

「これまで経血コントロールはヨガの技法を応用し、膣を締める意識で骨盤の下にある骨盤底筋という筋肉を鍛えることで習得できるとされてきました。しかしコツを必要とし、うまくいかない人も多いのが実情です。骨盤底筋は骨盤の中にある筋肉で、骨盤が正しい位置にあれば自然とうまく働く筋肉です。そこで骨盤底筋を鍛えるのではなく、骨盤矯正によって行うことも可能ではないかと考えたのがきっかけです」

 このフェムケア矯正は非常にソフトで痛みもなく、自分でも行うことができる。その技法を学ぶ1日8時間のセミナー(受講料・税込み9万3000円)は開始1年半で1000人以上が受講。人気コースとなっている。

「受講したある女性が高校生の娘さんに施術してあげたところ、部活を休むほどひどかった生理痛がピタリとおさまったそう。そこで娘さんも受講。チームメートに実施したところチーム全体のパフォーマンスが上がり、見事全国大会に初出場したという事例が先日ありました。生理のストレスを解消してあげるだけで、多くの女性が本来の力を発揮できる証拠です」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • トピックスのアクセスランキング

  1. 1

    進次郎農相の「500%」発言で抗議殺到、ついに声明文…“元凶”にされたコメ卸「木徳神糧」の困惑

  2. 2

    進次郎大臣は連日の視察とTV出演で大ハシャギ…ムチャぶりされる農水省は“ブラック企業化”のお気の毒

  3. 3

    ドン・キホーテが進次郎農相に異例の「直訴」…コメ流通は消費者ファーストではないのか? 識者が解説

  4. 4

    三井化学が石油化学事業を分社化…その先で描くのは過剰な同業他社との再編だ

  5. 5

    大阪万博は値下げ連発で赤字まっしぐら…今度は「駐車場料金」を割引、“後手後手対応”の根本原因とは

  1. 6

    自公政権の無策で失われていく庶民の味…「カレー」「ラーメン」「焼き肉」「洋菓子」「ステーキ」すべて倒産件数最多

  2. 7

    進次郎農相「コメ卸業者が営業利益500%増」発言で飛び交う「価格カルテル」疑惑と「コメの先物取引」で懸念されていたこと

  3. 8

    6月15日に開催G7サミットはトランプ関税で「会議は踊る、されど進まず」状態に

  4. 9

    マツキヨココカラ×コスモス薬品 節約生活の味方ドラッグストア大手を比較

  5. 10

    「プーチン心停止で影武者代行」情報…訪中大失敗のストレス、ロ国内に広がる大統領5選は無理の空気

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも