1年で1000人が学ぶ「フェムケア矯正」 美容整骨師が独自の概念を考案するまで

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この世から生理痛をなくしたい

 なぜ、和田さんは育成に情熱を傾けるのか。かつて整骨院の経営に専念していた時は、育てるより儲けることに熱心だったという。

「整骨院とは、柔道整復師や鍼灸師という国家資格を持った医療技術者が、ケガをした患者に対して痛みを取る治療を施す施設のことです。しかし、完全に治してしまったら患者さんは来なくなります。そのため、マッサージで気持ちよさを体験してもらい、リピートを狙うやり方が整骨院経営のセオリーのようになっていました」

 そうした方法はビジネスとしては大成功。多い時は1日に200人超の来患で賑わった。しかし「治すという本来の使命を果たせていない」と葛藤。そこで、骨盤矯正で肩や腰、膝など体の各所の痛みを取り除く本来の整骨院のあり方に経営の舵を切った。当初はマッサージを好む常連患者が離脱する恐れも抱いたが、思いは通じ、むしろ患者が増えたという。

「大切なのは仕事の本質をとらえ、原点を大切にすること。そういう施術者を育て、より多くの女性から生理の痛みや苦しみを取り除きたい。10年後にはこの世から生理痛をなくすのが目標です」

(取材・文=いからしひろき)

▽和田浩幸(わだ・ひろゆき) 1977年広島県出身。整骨院勤務時代に20万人以上を治療。2009年に整骨理論を美容に特化させた「美容整骨」を立ち上げる。12年には日本美容整骨学院を創設。卒業生は延べ2000人以上。22年から始めた「フェムケア矯正」コースは1年半で1000人以上が学ぶ人気コースに。通称ヒロ先生。小顔のための美容整骨動画は累計約8789万再生を記録(1月9日現在)。

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