えっ?内部調査の後に第三者が取りまとめ…岸田首相「自民議員調査」めぐる答弁のデタラメ

公開日: 更新日:

 同党が事実解明や調査のためと称して設置する第三者委も、“怪しさ”がぬぐえない。

 億単位のカネの流れを隠し、検察の捜査が入ると分かった途端、事務所のパソコンのハードディスクをドリルで破壊するという「証拠隠滅」の疑惑が指摘された、自民党小渕優子選対委員長(50)を巡る政治資金規正法違反事件でも、自民党などが「説明責任を果たす」といって設置された第三者委は結局、小渕氏の責任を問わず国民から疑問の声が上がった。

 この時の第三者委は元最高検検事などがメンバーだったのだが、誰がカネを出し、どう資料を入手、分析し、どこまで客観性が保たれていた調査だったのか、という点については不明のまま。やはり、第三者委を設置するのであれば、自民党が主導してメンバーを決めるのではなく、野党や国会などで厳正に選定するべきだろう。

《自民党は早くも逃げる気満々だな》

《こうしている間に裏金議員は適当なアリバイ作りと口裏合わせをしているのだろう》

 国民の多くが自民党の自浄作用に期待していないと言っていい。

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