裏金議員も「拍子抜け」と呆れる…自民党聞き取り調査は“和気あいあい30分弱”のユルユル

公開日: 更新日:

国対委員長には「野党に譲歩しすぎ」とブーイングが

 対象となった安倍派議員のひとりがこう話す。

「拍子抜けでした。調査は都内のホテルで30分弱。和気あいあいとしたものでした。森山さんは、『一応、形式的にお聞きしなければなりませんから、すみませんね』という感じで、キックバックの金額と使途について聞かれましたが、この程度の調査なら、やる意味がないんじゃないかと思いました」

 身内の党幹部による調査なんて“お手盛り”に決まっているが、調査される議員が呆れるほどだとは、酷すぎる。

 自民党内では今、浜田国対委員長に対して「野党に譲歩しすぎだ」とブーイングが噴出しているという。「訂正議員リスト」の提出や全議員アンケートの実施をのんだうえ、裏金議員の政治倫理審査会への出席を検討するとしていることなどをヤリ玉に挙げているらしい。

 結局、自民党は裏金づくりを悪いと思っていないのだろう。つける薬がない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった