著者のコラム一覧
中西文行「ロータス投資研究所」代表

法政大学卒業後、岡三証券入社。システム開発部などを経て、岡三経済研究所チャーチスト、企業アナリスト業務に従事。岡三インターナショナル出向。東京大学先端技術研究所社会人聴講生、インド政府ITプロジェクト委員。SMBCフレンド証券投資情報部長を経て13年に独立。現在は「ロータス投資研究所」代表。

今や日本経済を支えるのは訪日客 2023年外国人の宿泊者数は2022年の7倍に

公開日: 更新日:

 観光庁の「2023年宿泊旅行統計」(速報値)によると、国内のホテルや旅館に泊まった日本人と外国人は、前年比31.8%増で延べ5億9351万人だった。

 円安を背景に外国人が1億1418万人と22年の1650万人から7倍と大幅に増加し、19年の5億9592万人とほぼ並んだ。外国人の平均宿泊日数は10.2泊と長期滞在の傾向にある。日本人が海外旅行に出かけても10泊以上するのはまれだろうから驚く。

 また、厚労省によると日本における外国人労働者数(23年10月末時点)は204万8675人(前年比12.4%増)と過去最高を更新。外国人を雇用する事業所数は31万8775カ所(同6.7%増)で、こちらも過去最高を更新した。

 外国人労働者数を国籍別に見ると、ベトナムが最も多く51万8364人(前年比12.1%増)と全体の4分の1を占めた。次いで、中国39万7918人(同3.1%増)、フィリピン22万6846人(同10.1%増)。ベトナムは20年に中国を上回って以来、首位が続いている。技能実習生が20万9305人と圧倒的に多いのが特徴。前年からの増加率が大きかったのはインドネシア(12万1507人)で56.0%増加した。次いで、ミャンマー(7万1188人)の49.9%増、ネパール(14万5587人)の23.2%増だった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  2. 2

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    国分太一は人権救済求め「窮状」を訴えるが…5億円自宅に土地、推定年収2億円超の“勝ち組セレブ”ぶりも明らかに

  5. 5

    人権救済を申し立てた国分太一を横目に…元TOKIOリーダー城島茂が始めていた“通販ビジネス”

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  3. 8

    ソフトバンクに「スタメン定着後すぐアラサー」の悪循環…来季も“全員揃わない年”にならないか

  4. 9

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  5. 10

    小泉“セクシー”防衛相からやっぱり「進次郎構文」が! 殺人兵器輸出が「平和国家の理念と整合」の意味不明