二階元幹事長の「政倫審」出席リスクに自民が戦々恐々…党内グダグダも、本人は意気軒昂

公開日: 更新日:

「与党が政倫審開催を前提に、予算案の衆院通過を野党にのませるか。それとも与党の足元をみて、野党が衆院通過前の政倫審開催を強硬に主張するのか。どちらにせよ、開催が決まれば、次は『公開か、非公開か』でひと悶着しますよ。政倫審の審査は原則、非公開。しかし、審査対象となる議員が公開を求めれば、その限りではない。野党に『非公開では国民に説明を果たしたことにはならない』と押し切られた場合、二階さんを出すワケにはいかないでしょう」(自民党関係者)

 何せ、自派閥解散宣言の会見でも「派閥が悪いことをしているわけでもなけりゃ、金をごまかしているわけでもなんでもない」と言い放った二階氏のことだ。周囲が気を揉むのも理解できる。

「野党は『書籍代3472万円』の追及に手ぐすねでしょうが、本人には1ミリも悪びれた様子はない。購入本の内訳や領収書を堂々と公開したのも、その証拠。政倫審で『自分について書かれた本を配って何が悪い』とすごみ出したら、たまらない。党のイメージがこれ以上、悪化するのを恐れ、皆、体を張ってでも出席を止めにかかるんじゃないか」(ある自民党議員)

 自民党内は「どうぞどうぞ」どころか、「逆ダチョウ」状態。国民には、政倫審での二階氏の「リアクション芸」を見る権利がある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    世良公則氏やラサール石井氏らが“古希目前”で参院選出馬のナゼ…カネと名誉よりも大きな「ある理由」

  2. 2

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  3. 3

    浜田省吾が吉田拓郎のバックバンド時代にやらかしたシンバル転倒事件

  4. 4

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 5

    「いま本当にすごい子役」2位 小林麻央×市川団十郎白猿の愛娘・堀越麗禾“本格女優”のポテンシャル

  1. 6

    幼稚舎ではなく中等部から慶応に入った芦田愛菜の賢すぎる選択…「マルモ」で多忙だった小学生時代

  2. 7

    「徹子の部屋」「オールナイトニッポン」に出演…三笠宮家の彬子女王が皇室史を変えたワケ

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    新横綱・大の里の筆頭対抗馬は“あの力士”…過去戦績は6勝2敗、幕内の土俵で唯一勝ち越し

  5. 10

    フジテレビ系「不思議体験ファイル」で7月5日大災難説“あおり過ぎ”で視聴者から苦情殺到