クリエイト・レストランツHD(磯丸水産など) 川井潤社長(1)コロナ禍には若手幹部を緊急招集し経営危機を乗り切った

公開日: 更新日:

 1987年に早大を卒業した川井は、興銀に入行し、順調に出世の階段を上っていった。1994年、社費留学でワシントン大学法科大学院卒業。法務部を経て、1998年、総合企画部・統合推進企画部に配属された。

 川井は、興銀-第一勧銀-富士銀の3行統合(現みずほ銀行)に携わった。日本初の銀行持ち株会社の設立に従事した。

 3行の合併後、2002年から、みずほ証券でM&Aアドバイザー業務に携わった。

 ちなみに川井と岡本は1999年4月、それぞれの子どもが学習院幼稚園に入り、その入学式でバッタリ出会った。17年ぶりの再会だった。

「次男が学習院幼稚園に入学し、妻と付き添って行きました。そこで岡本と再会したんです。いわゆるパパ友ですね」

 これを機に家族ぐるみの交流が始まった。4年後の2003年、川井は岡本からスカウトされ、銀行マンから外食産業に転身することになる。 (つづく)

(外食ジャーナリスト・中村芳平)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一コンプラ違反で無期限活動休止の「余罪」…パワハラ+性加害まがいのセクハラも

  2. 2

    クビ寸前フィリーズ3A青柳晃洋に手を差し伸べそうな国内2球団…今季年俸1000万円と格安

  3. 3

    高畑充希は「早大演劇研究会に入るため」逆算して“関西屈指の女子校”四天王寺中学に合格

  4. 4

    「育成」頭打ちの巨人と若手台頭の日本ハムには彼我の差が…評論家・山崎裕之氏がバッサリ

  5. 5

    進次郎農相ランチ“モグモグ動画”連発、妻・滝川クリステルの無関心ぶりにSNSでは批判の嵐

  1. 6

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  2. 7

    吉沢亮「国宝」が絶好調! “泥酔トラブル”も納得な唯一無二の熱演にやまぬ絶賛

  3. 8

    ドジャース大谷「二刀流復活」どころか「投打共倒れ」の危険…投手復帰から2試合8打席連続無安打の不穏

  4. 9

    銘柄米が「スポット市場」で急落、進次郎農相はドヤ顔…それでも店頭価格が下がらないナゼ? 専門家が解説

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題か...大谷の“献身投手復帰”で立場なし