丸一鋼管×東京鉄鋼 ビル建設に欠かせない鉄鋼業界の中堅を比較

公開日: 更新日:

 中国不動産バブルがはじけ、住宅価格は下落しているといいます。中国経済の悪化は世界経済への影響も大きく、日本にとっても波乱要因でしょう。

 国内はタワーマンションが次々と誕生しています。物価高により住宅価格も上昇し、庶民にはなかなか手の出ない物件が多くなっていると聞きます。

 今回は、タワマンをはじめビル建設に欠かせない鉄鋼業界の「丸一鋼管」と「東京鉄鋼」の社員待遇を比較してみます。

 丸一鋼管の本社は大阪です。創業は1913(大正2)年。自転車部品が中心で、36年には自転車ハンドルを皇室に献上しています。68年に東京・銀座通りを彩る角パイプ(ガス灯タイプの街路灯・信号機)を手掛けました。現在は建設関連に強みを持ち、溶接鋼管で国内トップ。海外事業も積極的です。

 東京鉄鋼は1939年に東京・足立区で設立されました。超高層ビルなどに必要な高強度の鉄筋を得意としています。電炉業界では中堅ですが、建築用棒鋼を主力にしているので、特に都市部では重要な役割を担っています。「ネジテツコン」と呼ばれる独自の鉄筋の開発がゼネコンに大きなインパクトを与えました。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  4. 4

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  5. 5

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  1. 6

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    矢地祐介との破局報道から1年超…川口春奈「お誘いもない」プライベートに「庶民と変わらない」と共感殺到

  4. 9

    渡邊渚“逆ギレ”から見え隠れするフジ退社1年後の正念場…現状では「一発屋」と同じ末路も

  5. 10

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態