新浪剛史代表幹事が株価と円相場の乱高下に“直球発言” ようやく経済同友会らしい歯切れに

公開日: 更新日:

 代表幹事になって2年目、副代表幹事ら周囲に波長が合う面々を増強し、いよいよ新浪同友会が動き出したという感じだ。

 ただ、本人は政府の経済財政諮問会議の議員を長く務め、政策不在に責任があるのではないか?

 いや、新浪氏は諮問会議でもけっこう政府に厳しい。例えば人手不足対策でも、厚労省が設けた雇用促進への補助金制度が「使い勝手が悪い」と、改善を求めている。

 一方では、会見で「厚労省の皆さんも、そこは分かっているでしょうから」と言い添え、霞が関を敵に回さないように配慮もしていた。

 そうか、やんちゃさばかりではなくなったか。

 自民党の政治資金集めパーティーによる裏金問題で与党・内閣に厳しい注文を付けたのも、「このままでいたら次の国政選挙で野党に票を奪われ、国会運営が不安定になって政策が滞る心配がある」と懸念しているからだろう。

 なるほど。次は批判された与党・政府の反発ぶりと、それをどうかわすかも興味深いね。

(構成=竜孝裕/ジャーナリスト)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  2. 2

    阪神・才木浩人はドジャース入りで大谷と共闘の現実味…「佐々木朗希より上」の評価まで

  3. 3

    ヤクルト村上宗隆の「メジャー契約金」は何億円?

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    吉沢亮「国宝」150億円突破も手放しで喜べない…堺雅人“半沢直樹ブーム”と似て非なるギャラ高騰の行方

  1. 6

    国民民主党“激ヤバ”都議に「免許不携帯」疑惑 日刊ゲンダイの直撃にブチ切れ!【動画あり】

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希もようやく危機感…ロッテ時代の逃げ癖、図々しさは通用しないと身に染みた?

  3. 8

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」

  4. 9

    シード漏れ“ほぼ確”渋野日向子が10日開幕の国内戦へ…原英莉花や岩井ツインズ、古江らも集結

  5. 10

    カムバック星野監督の“2カ月20kg”の無茶ぶりに「嫌です」なんて言えるはずもなく…