UUUM創業者が明かす“名前のない仕事”の極意…疾風怒濤の20年間を綴った初の著書を上梓

公開日: 更新日:

「即断即決。悩んでいる時間がもったいない」

 ユーチューブを舞台に多くのクリエーターを生み出したUUUMだが、鎌田氏は会社設立10周年を機に株式公開買い付け(TOB)で株を売却。自らが立ち上げた会社を去った。一生暮らせるほどの大金は手にしたが、「モチベーションは面白いか否か。『儲かります』という言葉には冷める。そもそもそれが仕事なのか遊びなのかわからないところからUUUMも生まれました。生きたお金は積極的に使いたい」と話す。

 UUUMの基盤ともいえるユーチューブ業界の現状についての見方も冷静だ。著書の中でも「ユーチューブというものがはやり、『時代の風が吹いていた』というのは間違いありません」とつづっているように、UUUMを去った今、「ユーチューブは人並みにしか見ていないと思います。今はたくさんあるプラットフォームの中のワンオブゼムでしかなくて、何ならTikTokの方がトレンドになってきている。もし何か売りたい企業にすすめるとしたら今はTikTokだと絶対言います」と成功体験に固執することなく恬淡と話す。

「即断即決。悩んでいる時間がもったいない。トップが悩むと下は待ちになる」という鎌田氏。今は「究極の種まき期間」というだけに、これからどんな実がなり花が咲くのか。

  ◇  ◇  ◇

 YouTubeからテレビにはばたくも、うかつな暴言で一瞬のうちに転落したフワちゃん。再起の道はいばらの道になりそうだ。

●関連記事【もっと読む】フワちゃんはYouTuberなら再起できるのか? 地上波で“有名人”になってしまった弊害…では、テレビ進出を果たしたがゆえの障害について伝えている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  2. 2

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か

  5. 5

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  1. 6

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  2. 7

    三山凌輝に「1億円結婚詐欺」疑惑…SKY-HIの対応は? お手本は「純烈」メンバーの不祥事案件

  3. 8

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  4. 9

    佐藤健と「私の夫と結婚して」W主演で小芝風花を心配するSNS…永野芽郁のW不倫騒動で“共演者キラー”ぶり再注目

  5. 10

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意