自維連立のヤマ場に経団連会長が“WTO詣で”で雑音…「事務局に引きずられ過ぎ」の声も

公開日: 更新日:

政界通(以下=政) 経団連の筒井義信会長が、21日から就任後初の海外訪問へ出て、WTO(世界貿易機関)の事務局長に貿易紛争解決のための改革を求めた、と聞いた。ちょうど自民党高市早苗総裁が日本維新の会と連立を組み、どんな政策に合意するのかという重大な局面だった。そんなときに財界トップが日本を不在にしてもいいのかね?

官界通(同=官) 私も疑問だ。「トランプ関税」や中国の知的財産権侵害などで、貿易紛争を迅速に解決できる体制へのWTO改革への意見交換は大事だが、日本にいて自民・維新の政策協議に注文を付けるべきだった。

財界通(同=財) 同じ声は、経済界の重鎮にもある。ただ、前から決めていた訪問だけに、ドタキャンは失礼だと思ったのだろう。というより、筒井会長はどうも事務局が決めていく日程に引っ張られ過ぎているな。

 そうだとすれば「財界総理」の権威が泣くぞ。

 経団連事務局は久保田政一氏が2014年6月に事務総長になって12年目だ。彼が提案すれば、副会長を務める大企業のトップも自説を引っ込めると聞いた。事務総長の力が強過ぎることが、今回のちぐはぐさを招いたのではないか?

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • トピックスのアクセスランキング

  1. 1

    大和証券グループ「オリックス銀行を3700億円で買収」の皮算用

  2. 2

    高市首相がどんなに反論しても…石油・ナフサ危機「6月に詰む」に現実味、トヨタ系企業からも悲鳴

  3. 3

    片山財務相&三村財務官コンビの為替介入に戦略なし 手の内ミエミエの投機筋はむしろ大歓迎という皮肉

  4. 4

    中東情勢、業績悪化、倒産増加…GW明けの日本経済にたちこめる暗雲

  5. 5

    経団連副会長に「三菱」が6人 三菱電機が「スリーダイヤ」グループで頭一つ出るか?

  1. 6

    実質賃金3カ月連続プラスは“春の夜の夢”…高市政権の場当たり的バラマキ政策で「円破壊」が進む

  2. 7

    高市首相が窮地…株・円・債権トリプル安で「追い込まれ補正予算」編成すら危うい八方ふさがり

  3. 8

    ナフサ危機が食料品流通も直撃! 包装資材不足で鮮度保てず、出荷さえできなくなる恐れ

  4. 9

    専門家は「無私の姿勢で組織を引っ張る人」と評価する「司馬遼太郎」のリーダー像が受け入れられなくなったのはなぜ?

  5. 10

    石油備蓄に奇妙な“二重基準”…1日の消費量が日本政府は「176万バレル」で国際基準は「336万バレル」のナゼ

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本ハムは「自前球場」で過去最高益!潤沢資金で球界ワーストの“渋チン球団”から大変貌

  2. 2

    新庄監督にガッカリ…敗戦後の「看過できない発言」に、日本ハム低迷の一因がわかる気がした

  3. 3

    高市首相が天皇皇后のお望みに背を向けてまで「愛子天皇待望論」に反対する内情

  4. 4

    和久田麻由子アナがかわいそう…元NHKエースアナを次々使い潰す日テレの困った“体質”

  5. 5

    細木数子と闘った作家・溝口敦氏は『地獄に墜ちるわよ』をどう見たか? “女ヤクザ”の手口と正体

  1. 6

    佐々木朗希vsシーハン 「マイナー落ち」めぐるドジャース崖っぷち2投手がちんこ勝負

  2. 7

    あの細木数子をメロメロにさせて手玉に…キックボクサー魔裟斗のシタタカさ

  3. 8

    大和証券グループ「オリックス銀行を3700億円で買収」の皮算用

  4. 9

    「浜崎あゆみの父が見つかった?」と一部で話題に 本人がかつてラジオで明かしていた「両親の離婚」

  5. 10

    “幼稚さ”露呈した佐々木朗希「報奨金事件」…ド軍日本人スタッフ2名が「7000万円超」もらえず?