著者のコラム一覧
小林佳樹金融ジャーナリスト

銀行・証券・保険業界などの金融界を40年近く取材するベテラン記者。政界・官界・民間企業のトライアングルを取材の基盤にしている。神出鬼没が身上で、親密な政治家からは「服部半蔵」と呼ばれている。本人はアカデミックな「マクロ経済」を論じたいのだが、周囲から期待されているのはディープな「裏話」であることに悩んで40年が経過してしまった。アナリスト崩れである。

国税が摘発した女性向け派遣風俗店「東京秘密基地」の怪しい信用情報

公開日: 更新日:

 女性向け派遣型風俗店の創業者の男性(41)と、店舗の運営会社「HKC」(東京都港区)が、東京国税局から計約3億円の所得隠しを指摘されていたことが明らかになった。

 男性は2017年の創業以降、22年までの6年間にわたり、店の売り上げを除外するなどして個人の所得を圧縮。追徴税額は、所得税と法人税に重加算税などを含め計約1億5000万円とみられる。同社は「国税局の指摘に従い、修正申告と納付を済ませた」としている。

「HKC」は「東京秘密基地」などの店名で女性向け派遣型風俗店を運営。顧客にサービスを提供する店員の男性は「セラピスト」と呼ばれている。同国税局は複数の店員についても調査を行い、税務申告をしていなかったとして所得税を追徴課税した。

 同社の企業サイトには、「東京秘密基地 創業者の和宮良摂(わくらおさむ)です」と、写真入りで紹介されている。

 和宮良氏は創業の動機を「“男性にはあるのに、なぜ女性にはないのだろう”。そんな世の多くの女性の密かな思いを形にしたのが、この東京秘密基地です」とうたっている。

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