トヨタとパナソニックが五輪スポンサー撤退…スポーツ大会の先行きに暗雲か?

公開日: 更新日:

官界通(以下=官) 財界の有力者と会ったら、トヨタ自動車がオリンピックの最上位スポンサーを今年限りでやめることに「昨年来のグループ企業で続いた型式認定の不正や半導体不足による生産停止の打撃が、そんなに大きいのか」と驚いていたが、財界通さん、どうなのだ?

財界通(同=財) いや、確かに一時は車の生産台数が落ち込んでそれなりの影響は受けたが、巨象と言えるトヨタグループにとって足に軽いすり傷を負った程度だろう。

政界通(同=政) では、日本企業のトップに立つトヨタ自動車が、なぜ「五輪撤退」を決めたのだ?

 9月26日付の自社メディア「トヨタイムズ」で打ち切りを明らかにした豊田章男会長は、世界で「1業種1社」とする国際五輪委員会の手法でスポンサー料があまりに高額化しているので、同じ業界でも複数の企業が負担を分け合う形を認めるべきだ、と考えているようだ。スポンサー料が五輪の主役である選手たちへの支援にちゃんと使われているかにも、疑問を示した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  4. 4

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  5. 5

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  1. 6

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    矢地祐介との破局報道から1年超…川口春奈「お誘いもない」プライベートに「庶民と変わらない」と共感殺到

  4. 9

    渡邊渚“逆ギレ”から見え隠れするフジ退社1年後の正念場…現状では「一発屋」と同じ末路も

  5. 10

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態