会員制情報誌にスッパ抜かれた石破官邸「赤沢案件」…経済再生相が官僚呼びつけ指示の前代未聞

公開日: 更新日:

 官邸に出入りする官僚たちが密かにささやく「赤沢案件」というのがある。石破首相の執務室がある官邸の5階フロアの一室に陣取る赤沢亮正経済再生相(63)のことだ。石破首相と同じ鳥取県が地盤(鳥取2区)の当選7回だが、パッとした実績もなく初入閣した。

 その赤沢氏が官邸内の専用室に、膨大な資料を抱えた財務省や外務省などの官僚らを呼びつけて指示を出し、石破首相に報告をしているという。

 会員制情報誌「インサイドライン」(11月25日号)が赤沢案件の詳細を書いている。

《週に一回、外務、財務、経産の審議官を招集し、その場で首相の日程や主要政策などを論議する》

《その後、赤沢は首相執務室に向かう。待機するのは石破、橘、青木両政務担当官房副長官、事務担当の6人の秘書官。赤沢は官僚から仕込んだ「提言」を披瀝する》

《赤沢提言の会議には林芳正官房長官はいない》

 一閣僚に過ぎない赤沢氏が、官僚をコントロールして石破政権を動かしているというのだ。インサイドライン編集長の歳川隆雄氏が言う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • トピックスのアクセスランキング

  1. 1

    トリプル安で評価一変「サナエノリスク」に…為替への口先介入も一時しのぎ、“日本売り”は止まらない

  2. 2

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」

  3. 3

    物価高放置のバラマキ経済対策に「消費不況の恐れ」と専門家警鐘…「高すぎてコメ買えない」が暗示するもの

  4. 4

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  5. 5

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし

  1. 6

    ホタテ漁で栄華を極めた北海道猿払村は中国への輸出停止でどうなった?漁師はメディアに“警戒モード”

  2. 7

    「プーチン心停止で影武者代行」情報…訪中大失敗のストレス、ロ国内に広がる大統領5選は無理の空気

  3. 8

    飛び交う玉木雄一郎代表「12月辞任説」…国民民主党ついに倫理委員会で“グラドル不倫”調査

  4. 9

    防衛網は大丈夫か? 危惧される日本のデジタル脆弱性…競争力ランクは中国、韓国より下位

  5. 10

    ジャパンモビリティショーで「LDK+」披露も…シャープEV事業で見えた半歩先の不安

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  2. 2

    長嶋一茂は“バカ息子落書き騒動”を自虐ネタに解禁も…江角マキコはいま何を? 第一線復帰は?

  3. 3

    トリプル安で評価一変「サナエノリスク」に…為替への口先介入も一時しのぎ、“日本売り”は止まらない

  4. 4

    "お騒がせ元女優"江角マキコさんが長女とTikTokに登場 20歳のタイミングは芸能界デビューの布石か

  5. 5

    【独自】江角マキコが名門校との"ドロ沼訴訟"に勝訴していた!「『江角は悪』の印象操作を感じた」と本人激白

  1. 6

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  2. 7

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  3. 8

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 9

    27年度前期朝ドラ「巡るスワン」ヒロインに森田望智 役作りで腋毛を生やし…体当たりの演技の評判と恋の噂

  5. 10

    今田美桜が"あんぱん疲れ"で目黒蓮の二の舞いになる懸念…超過酷な朝ドラヒロインのスケジュール