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森岡英樹経済ジャーナリスト

1957年生まれ。早稲田大学卒業後、 経済記者となる。1997年、米コンサルタント会社「グリニッチ・ アソシエイト」のシニア・リサーチ・アソシエイト。並びに「パラゲイト ・コンサルタンツ」シニア・アドバイザーを兼任。2004年にジャーナリストとして独立。

フジテレビの資金繰りに黄信号…9割超もの広告スポンサー離脱、CM再開も見通し立たず

公開日: 更新日:

 広告収入全体では、期初予想より233億円少ない1252億円(24年3月期対比15%減)になる見込みだ。だが、「2月の広告の減少幅は予想を超えており、さらなる下方修正の可能性もある」(市場関係者)とみられている。

「スポンサー企業の多くは、3月末に予定されている第三者委員会の調査結果を見てから判断するところが多い」(メガバンク幹部)とみられ、業績の先行きは不透明だ。

 大手信用情報機関がフジテレビの資金繰りについてフジ・メディアHDに取材したところ、1月31日に「(子会社の)フジテレビジョンは運転資金を十分に上回る水準で手元現預金を保有し、資金繰りに関して懸念には及ばない」と担当者がコメントした。

 また、「(フジ・メディアHDの)保有する流動資産・固定資産を背景に財務面からもグループ各社をサポートする体制をとり、グループ全体としても、資金繰りに関して懸念には及ばない」と資金面に不安がないことを強調したという。

■現金・預金は6億円足らず

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