2026年は米価が値頃になるのか? 昨年末には最高値更新も業界には先安感漂う

公開日: 更新日:

「流通で大きなウエートを占める大手卸売業者は、基本的にJAとの取引が多い。JAから高値で仕入れた在庫が相当分残っているため、少なくとも向こう2、3カ月は米価が急激に下がることはないでしょう」

 しかし、春先には動きがありそうだ。

「前提として不確定要素はあるものの、決算期を迎える3月がひとつのターニングポイントになるでしょう。コメ業界は、借入期間が半年程度の短期融資を受ける業者が多い。新米を仕入れる昨年9月ごろの借り入れであれば、返済時期は3月。そのため、春ごろにはある程度損切りし、コメを安値で放出する動きが出てくるでしょう。さらに、個人でコメを販売する小規模農家などは、田植えまでにコメを売って作業場を空けなければなりません」(常本泰志氏)

 いわゆる決算セール後にコメがさらに市場に放出されれば、下押し圧力が働く。消費者の動向次第では、値下がりスピードが加速する展開も期待できる。

「消費者がコメを買えば買うほど、流通の川上にある値下がりしたコメが早く店頭に並びます」(常本泰志氏)

 今年こそ、消費者の納得のいく値段に収まるか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2026夏の甲子園「優勝校はココだ!」 本紙と専門家が徹底予想、“対抗”含む5校を紹介

  2. 2

    横浜流星「BL作品興味なし」発言に滲むプロ意識 「べらぼう」後初の民放連ドラ主演で注目

  3. 3

    “DAIGOの妻”となった北川景子が「家売るオンナ」で本格復帰

  4. 4

    広島新井監督はクビ濃厚…火中の栗を拾う次期監督「本命」「対抗」「大穴」4人の名前

  5. 5

    やはり浮上した高市首相「9月退陣」シナリオ…支持率急落も反転攻勢のネタなく、不安材料ばかり目白押し

  1. 6

    小園はセーフ? 広島「矢野だけ抹消」にファン激怒! “ゾンビたばこ”騒動で不可解な線引き

  2. 7

    『バック・イン・ザ・U.S.S.R.』旧ソ連や黒人解放がインスピレーションを与えた時代

  3. 8

    佐々木朗希は今季先発見納めへ…スネル&グラスノー復帰でリリーフ転向が濃厚か

  4. 9

    永田町がザワつく自民党役員人事…裏金議員“筆頭格”の萩生田光一氏「幹事長昇格説」浮上の仰天

  5. 10

    橋本愛の“熊本お見舞いメッセージ”まで批判する声に違和感…思い出される杉良太郎「偽善でもいい」の信念