コメ「5キロ3500円」は高いか安いか? 業界は価格設定で大揺れ…JA新会長も消費離れを危惧

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 コメ適正価格をめぐっては、こんな動きも。生産者や卸売業者などで組織する「米穀機構」は6日、コメの生産から集荷、卸、小売りまでにかかる現在の標準的なコストを試算したところ、精米5キロあたり2811円(税込み)になったと発表した。ただ、これは物流費や肥料・農薬代などのコストを積み上げたもので、利益は含んでいない。流通などの各段階でどの程度の利益を加え、どのくらいの店頭価格に落ち着かせればいいのか、業界では議論が交わされている。

 例えば、コメ卸売りの最大手「神明ホールディングス」の藤尾益雄社長は昨年9月に日経新聞の取材に応じ、「5キロ3500円にすべき」と話した。この程度なら農家が適正な利益を確保でき、「消費者の理解も得られコメ卸やスーパーも利益が出る」という。

 しかし、この“適正価格”は、本当に消費者に受け入れられるのか。

■外国産や小麦製品の方が割安

「『令和のコメ騒動』がきっかけで生産者の窮状が報じられ、たしかに価格転嫁への消費者の理解はある程度広まりました。しかし、物価高で家計が厳しくなる中、やはり3500円でも高いと思う人は一定数いる。より割安な外国産米や小麦製品に消費が移る流れは、しばらく止まらないでしょう」(農水省担当記者)

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