不祥事が後を絶たない日本郵便 料金値上げは「政治だのみ」の皮算用?

公開日: 更新日:

 そうだろう。法律で定めている配達する頻度や配達までの日数も、政府に緩和を求めるというが、また自民党の郵政族議員らの「政治力」を頼むとしたら、これも甘過ぎる。郵便貯金なども含めた「郵政一家」の集票力は大幅に落ち、政治家にもSNSの利用を増やすなど「郵便離れ」が進んでいる。

 デンマークの政府系郵便サービスは昨年、約400年に及ぶ手紙の配達を終了し、1500あったポストの撤去を進めている。電子メールやSNSに利用者を奪われたと、率直に認めたスリム化だ。今後はネット通販で増えている商品の配送に力を入れるようだ。

■利用者の反発は必至

 まともな決断だ。日本郵便も2021年10月に土曜日の配達をやめた。さらに身を削ることを期待したが、料金値上げは逆行で「自殺行為」となる懸念が強い。

 日本郵便の根岸一行社長は値上げを「できれば来年度中にも」と言ったが、郵便局を巡っては不祥事が後を絶たず、利用者の反発は必至だ。「皮算用」に終わるかもしれないな。

(構成=竜孝裕/ジャーナリスト)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    萩本欽一(11)ひとりぼっち寂しく貧乏飯を食べながら「先生も同級生もバカだな」と思うことにした

  2. 2

    医学部に進学した息子のために老後破産したエリートサラリーマンの懺悔

  3. 3

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  4. 4

    仲間由紀恵46歳の“激変ふっくら姿”にネット騒然も…紆余曲折を経てたどり着いた現在地

  5. 5

    国会答弁イヤイヤが見え見え…高市首相が党首討論で「サナエらしさ」全開“屁理屈”反論のア然

  1. 6

    混戦制した河本結の"自己中プレー"に中継解説者が苦言…人気女子プロに問われるモラルとマナー

  2. 7

    出口夏希の“男選び”がもたらす影響…伊藤健太郎との熱愛報道と旧ジャニファンが落ち込む意外

  3. 8

    田中将大が楽天を去った本当の理由…退団から巨人移籍までに俺とした“3度の電話”の中身

  4. 9

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  5. 10

    餃子の王将&ココイチで客離れ進む衝撃…外食「1000円の壁」で分かれる明暗