福岡ローカル「西鉄」が"本業"以外で大躍進のワケ 国際物流事業は国内4位でコロナ禍の営業収益は12%増
きっかけは1947年にさかのぼる。その年、パン・アメリカン航空がGHQ(連合国総司令部)統治下の東京・羽田へ就航を開始。貨物の集荷や乗客手続きなどを担う国内代理店を選定することとなった。GHQは、戦災の影響が比較的小さく、早期に事業を再開した電鉄会社を候補に挙げたとされる。その結果、西鉄も1948年に国際航空運送協定(IATA)に加盟するパン・アメリカン航空と代理店契約を締結することになったのだ。
国際物流事業が成長した背景には、いくつかの要因がある。
まず、1980年代に日本の製造業が海外進出を進める中で、西鉄も物流事業を拡大。1983年には世界的な物流ネットワークであるWACOに加盟し、早い段階から国際物流の基盤を整えた。さらに1990年代以降は、顧客企業の海外進出に合わせて現地法人の設立や海外拠点の拡充を進め、アジアを中心にグローバルネットワークを強化してきた。
また、強みとなっているのが高品質なサービス体制だ。日本国内では保税倉庫、通関業務、集荷配送業務の3分野すべてでAEO認証を取得しており、国内大手フォワーダーの中でも数少ない存在だ。税関から認められた高いセキュリティ体制と品質管理を背景に、顧客からの信頼を獲得している。


















