大阪・十三、JUSO CROSS誕生で賃料アップに拍車、タワマン繁栄論に不信感を募らせる地元の嘆き
容積率を600%に緩和し、駅前のロータリー化
必ずしもタワマン=街の繁栄ではないことは、前出の不動産業者も「全くその通りですよ」と同調する。
「一昨年ごろに、ある研究機関が具体的な場所を示し、駅前に大きな建物ができても商店街は栄えないというエビデンスを公開しているんです。タワマン、スーパー、図書館と人のにぎわいはみせるでしょうけど、それが地元にどう還元されていくのか。ましてやタワマンはまだ300戸ほどしか販売されておらず、残りの400戸以上はゆっくり、ゆっくりと売っていく計画らしい。なので十三が下町から脱し、近代的な街となるかは半信半疑。冷ややかな目で見ていますよ」
では、十三が生まれ変わるにはどうすればいいのか。容積率の緩和を掲げる人もいる。東口の商店街など一帯の容積率は現在400%。これを最低でも600%までアップし、駅前をロータリー化させ、狭い道路を拡張して十三駅と電車を高架にする。つまり区画整理を施工し、大規模な再開発事業に乗り出すことが必要なのだが、そんな構想は現時点で全くないという。
「現在の盛り上がりが、今後はしぼむ可能性だって十分ある。こればかりは本格的に動き出してみないと分かりませんよ。横山市長がアピールするポテンシャルが、本当に備わっているのか。十三の地力が試されると思います」(前出の不動産業者)
しょんべん横丁、キャバレー、みたらし団子……。常連ファンも多い昭和レトロの街は、果たしてどんな姿を見せてくれるのだろうか。



















