「くら寿司」は「ちいかわ」商品を横流し…人気コンテンツとのコラボで相次ぐ企業の不正、取材で見えた現場の限界

公開日: 更新日:

 転売屋が批判される一方、ネット上ではコラボによる店員への負担の大きさを問題視する声も上がっている。実際、チェーン店の店員にとって、人気コンテンツとコラボするキャンペーン期間中は客が殺到するため、戦々恐々であるらしい。

 筆者が過去にあるチェーン店を取材した際に聞いた話によれば、キャンペーン期間中は、スタッフの業務量がとんでもなく増えてるにもかかわらず、給与やバイト代は変わらないことがほとんどで、早期出勤を強いられてしまうことも少なくないそうだ。そんな過重労働やストレスで、職場の雰囲気は日を追うごとに険悪になっていくという。

 企業にとって当然、不正は厳禁で、キャンペーン期間中、従業員は特典の厳重な管理を求められる。店によっては特典の金庫への保管が命じられ、余ったグッズやノベルティは確実に廃棄するように厳命され、一切外部に流出しないように管理されるという。昭和世代のコラボなら、残ったグッズを常連客や子供などにあげていたこともあっただろうが、今はそれすら許されないほど厳格になっている。


 あるチェーン店の店長は、「コラボの間はバイトが集まらず、業務量が著しく増える」「現場のスタッフにとってコラボは割に合わなさ過ぎる」と嘆いていた。決して許されることではないが、現場スタッフへの負担が大きく、転売屋ばかりが儲かる仕組みでは、やり切れないスタッフが「やってられない」と思っても、仕方ないのではないだろうか、と思えてくる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    なにわ男子が京セラDカウントダウンコンサートでKinKi Kidsの”白馬の王子DNA”を完全継承

  2. 2

    地獄のPL学園生活で桑田真澄さんは「天使」だったけど…巨人で一度だけ「怖い」と思ったことがある

  3. 3

    元大関貴景勝・湊川親方〈4〉“自主性”という言葉に異議がある。強制の先にしかそれはない

  4. 4

    「不同意性交で被害届提出」と報じられたMatt 目撃されていた新宿二丁目での行状

  5. 5

    国民の税金を「施し」と勘違いする高市政権の愚…補助金減らし感謝迫る発想は簗前農相の「予算カット」と同類

  1. 6

    沢田研二が運転免許返納のウラ…元マネが語ったステージでの“異変”と、80歳現役宣言への長い道のり

  2. 7

    芦田愛菜「マルモのおきて」以来のヒット作「南田南弁護士」でついに“覚醒” の舞台裏

  3. 8

    一世を風靡した「いきなり!ステーキ」の現在…500号店達成から国内167店舗、再び出店拡大へ

  4. 9

    米球界挑戦の横浜・織田翔希は間違いなく巨人入りに翻意する 松井監督誕生で見えた“説得の筋書き”

  5. 10

    純烈・酒井一圭「早よせな、人生は時間が限られてるで」 50代の今後と中高年の“再挑戦”にかける言葉

おすすめ求人情報

在宅勤務併用!高時給3200円!長期/NW環境構築・運用保守
株式会社エーティーエス 東京都 派遣社員
時給3,200円~
看護師/在宅CL
大阪府守口市寺内町の在宅CL 大阪府 守口市 正社員
月給35万円~
在宅 トヨタグループ営業/土日休み/プロジェクトマネージャ
株式会社パソナ 愛知県 名古屋市 派遣社員
月給45万3,600円
ECモール運用!楽天/Amazon/キャリアパス充実/リモート可
株式会社CIERS 東京都 渋谷区 正社員
年収360万円~540万円
Sponsored by 求人ボックス