「くら寿司」は「ちいかわ」商品を横流し…人気コンテンツとのコラボで相次ぐ企業の不正、取材で見えた現場の限界

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 転売屋が批判される一方、ネット上ではコラボによる店員への負担の大きさを問題視する声も上がっている。実際、チェーン店の店員にとって、人気コンテンツとコラボするキャンペーン期間中は客が殺到するため、戦々恐々であるらしい。

 筆者が過去にあるチェーン店を取材した際に聞いた話によれば、キャンペーン期間中は、スタッフの業務量がとんでもなく増えてるにもかかわらず、給与やバイト代は変わらないことがほとんどで、早期出勤を強いられてしまうことも少なくないそうだ。そんな過重労働やストレスで、職場の雰囲気は日を追うごとに険悪になっていくという。

 企業にとって当然、不正は厳禁で、キャンペーン期間中、従業員は特典の厳重な管理を求められる。店によっては特典の金庫への保管が命じられ、余ったグッズやノベルティは確実に廃棄するように厳命され、一切外部に流出しないように管理されるという。昭和世代のコラボなら、残ったグッズを常連客や子供などにあげていたこともあっただろうが、今はそれすら許されないほど厳格になっている。


 あるチェーン店の店長は、「コラボの間はバイトが集まらず、業務量が著しく増える」「現場のスタッフにとってコラボは割に合わなさ過ぎる」と嘆いていた。決して許されることではないが、現場スタッフへの負担が大きく、転売屋ばかりが儲かる仕組みでは、やり切れないスタッフが「やってられない」と思っても、仕方ないのではないだろうか、と思えてくる。

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