株価急降下…小保方氏に翻弄されたバイオベンチャーの苦境

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 理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーが、英科学誌「ネイチャー」に投稿したSTAP細胞の2本の論文のうち、1本の取り下げに「同意」した。理研の調査委が論文の「改竄(かいざん)・捏造(ねつぞう)」についてクロ判定してから約3週間。彼女もようやく事実を受け入れる覚悟が出来たのだろう。迷走を重ねた「STAP細胞」論文問題だが、一連の騒動に大きく翻弄されたバイオベンチャーがある。ジャスダック上場の「セルシード」(東京)だ。

 セルシードは01年に設立。細胞シートを使った再生医療事業などを手掛ける。連結売上高が1億円余り(13年度)の中小企業がガ然、関心を集めたのが「STAP細胞」発見のニュースだった。

「バイオ関連銘柄として注目され、『STAP細胞』発表前は1600円台で推移していた株価が発表翌日の1月31日、2400円に急騰し、年初来高値を更新しました。セルシードが話題になったのは、それだけではありません。小保方さんの博士論文を指導し、『STAP論文』の共著者だった岡野光夫氏が取締役、大和雅之氏が株主だったため、超有望株とみられた。一時はインサイダー疑惑も浮上したほどです」(経済ジャーナリスト)

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