「誰が漏らしたのか」 中山副大臣が外務省内で“犯人捜し”の愚
過激組織「イスラム国」による日本人人質殺害事件から2カ月。現地対策本部長を務めながら、右往左往するだけだった中山泰秀・外務副大臣(44)に、またもや外務省が振り回されている。
事件当時、中山氏は現地の「お荷物」以外の何ものでもなかった。すぐにパニックに陥って職員を怒鳴りつけたり、食事に不満がたまると、日本の事務所に「米を送れ」と命令したり。その一方で、自己宣伝には熱心で中山氏のフェイスブックには自身の映ったニュース番組をアップ。野党議員に国際電話をかけ、テレビに出ていることを自慢したとも報じられた。
事件後、外務省中東局の職員らが「やっと“お守り”から解放された」と思ったのも束の間。日刊ゲンダイ本紙以下、週刊誌などが中山氏の無能ぶりを報じたことに腹を立て、「誰が情報を漏らしたのか」と犯人捜しに血眼になっているという。
「職員を呼び寄せては『お前がマスコミにしゃべったのか』と詰問し、職員を困惑させています。さらに知り合いの記者に『外務省の役人は外交を理解していないから俺は煙たがられている。やつらは情報をリークして俺を潰そうとしている。俺の言い分を掲載して欲しい』と懇願したといわれています」(外務省事情通)