宮崎学氏は「キツネ目の男」と疑われ週刊誌記者時代がアダに

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 ヤクザの組長の息子として生まれた私は、幼い頃からケンカに明け暮れ、一方で左翼思想に目覚めていきました。学生運動にのめり込み、母親がせっかく学費を工面してくれた早大を中退。フラフラしていた70年秋、ひょんな縁から声がかかったのが「週刊現代」の記者です。当時の「週現」は、硬派な政治・経済記事とセックス絡みの記事が満載で100万部に迫る勢い。サラリーマンに大いに受けていました。

 ハッキリ言って、今の優等生みたいなマスコミとは何から何まで違いました。編集部は昼から麻雀したり酔っぱらいがたむろしている社会的アウトサイダーの巣窟みたいな場所。ところが、いざ取材となるとどんなムチャな場所でも突っ込んでいく鉄砲玉みたいな連中ばかりでした。政界のお偉いさんだろうが、財界重鎮だろうが、「ナンボのもんじゃい」と、えぐるような取材をしていました。

 記者仲間には今は軍事評論家の小川和久、5年前に亡くなった作家の朝倉喬司がいました。私自身も、記者を始めて2カ月の駆け出しの頃、三島由紀夫の割腹自殺の内幕を「楯の会」に食い込んでスクープしました。

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