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建設費どこ吹く風…新国立「当初案」進めさせた巨匠・安藤忠雄

 建築界の巨匠の目には“巨大なカネ食い虫”が「希望の灯台」に見えるらしい。

 新国立競技場のデザイン決定コンペで審査委員長を務めながら、7日の有識者会議を「個人の都合」で欠席した建築家の安藤忠雄氏(73)。日本スポーツ振興センター(JSC)の河野一郎理事長が「デザイン選定の背景」として会議で読み上げた巨匠・安藤氏のメッセージは実に勇ましかった。

「現在のような停滞気味の社会状況の中で、国家プロジェクトとしてつくられる新競技場には単純な施設拡充以上の社会に対するメッセージ、新しい時代のシンボルとなるべき創造力が期待される」

「つくるべきは地球人の未来に向かう灯台、希望の象徴となれる場所」

 総工費が2520億円と当初計画の倍近くに膨らんだ“ムダの象徴”であるキールアーチも、巨匠の言葉を借りると、「現代日本の建設技術の粋を尽くすべき挑戦となるもの」らしい。

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