「駆け付け警護」先送り 自衛隊初の犠牲者に怯える安倍政権

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「駆け付け警護」先送り――。今月7日の朝日新聞が1面トップでこう報じた。

 9月30日に公布された安保関連法は、半年以内の施行が定められており、政府は3月末の施行を調整中。それに伴い、安保法のひとつである「改正PKO協力法」施行により自衛隊のPKO部隊の「駆け付け警護」も可能になる。そこで、南スーダンに派遣中の部隊が来年5月に交代になるのに合わせ、「駆け付け警護」の任務が追加される予定だったが、先送りされることになったというのだ。

 なぜ、先送りするのか。国民の反対を押し切ってまで、安保法を急いで成立させたのにおかしな話だ。理由は、「参院選への影響を避ける」ということらしいが、軍事の専門家は、政府が“逃げ腰”なワケをズバリこう指摘する。

「曖昧な表現を使っていますが、要するに政府は、参院選直前に自衛隊員に初の死者が出て、世論の批判を浴びるのが怖いんですよ。1993年にカンボジアで文民警察官が犠牲になったことが、政府関係者の脳裏をよぎったと思います」(軍事誌「PANZER」編集長・和泉貴志氏)

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