高野孟
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高野孟ジャーナリスト

1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

優柔不断な岡田克也が陥った「手順前後」の誤り

公開日: 更新日:

 囲碁・将棋には「手順前後」という用語があって、一つ一つの手は悪くないのだが、そのどれから着手するかの順番を間違えると酷いことになってしまうことを戒めている。いま民主党が陥っているのがまさにそれだ。

 岡田克也代表は、維新との合流による新党結成を最優先しているようだが、理念・政策も党名も人事もなかなかまとまる気配がなく、3月いっぱいゴタゴタが続くだろう。そのこと自体が「イメージ刷新」という新党の目的からはほど遠く、国民も冷めた目でしか見ていない。

 他方、4月の衆院北海道5区と京都3区の補選が差し迫っており、野党としては、そこで勝って弾みをつけて参院選1人区での野党統一候補の擁立に成功し、32の1人区のうち少なくとも10前後、できうるならば14で勝てる見通しを示すことが重要なはずである。14というのは、自公を過半数割れに陥れることのできるラインで、それが見えてくれば、昨年の反安保デモで盛り上がった市民パワーも熱狂し、「江戸の敵を長崎で」とばかり野党候補の支援に走るだろう。民主党リベラル派のベテラン議員が嘆く。

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