政治利用のにおいプンプン 伊調馨に「国民栄誉賞」授与へ

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 安倍官邸が、リオ五輪で4連覇した女子レスリングの伊調馨(32)への国民栄誉賞授与に向けて動いている。伊調が固辞しなければ、安倍による授賞はこれで4人目。中曽根政権と並ぶ史上最多タイだ。まもなく4年という長期政権とはいえ、ずいぶん気前がいいもんだ。

 国民栄誉賞の目的は「広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与えることに顕著な業績があったものについて、その栄誉を讃えること」と規定されている。伊調はこれをクリアしているのだろうが、肝心の国民ウケはイマイチだ。ネット上には〈これで国威発揚になるんなら安いもんだ〉とか、〈国民栄誉賞の大バーゲンセールや! 今回金メダル取った選手みんなにあげちまえ〉などと皮肉たっぷりな書き込みが相次いでいる。

 政治評論家の山口朝雄氏は言う。

「国民栄誉賞の趣旨からいえば、国民の大多数が〈この人なら〉という人物に授与するのは当然。それなのに、人選が胸にストンと落ちない感覚を覚えるのは、政治利用のニオイがプンプンするからでしょう。導入した福田赳夫元首相時代から、政権浮揚の道具にされてきた歴史がある。与える側に意図があり、あえて基準をハッキリさせず、線引きを曖昧にしているのです」

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